ホルモンバランス
ホルモンバランスはニキビに大きな影響を与えます。
男性ホルモンのアンドロゲンには、皮脂腺を成長させ、皮脂の分泌を促す作用があります。
皮脂の分泌量が増えれば、毛穴は目づまりを起こしやすくなるうえ、皮脂を栄養源にしているアクネ菌の繁殖を促進させ、ニキビができやすくなるわけです。
このように、ニキビの原因と深く関係しているアンドロゲンは、女性の場合は卵巣と副腎皮質からアンドロゲンが分泌されていて、男性の場合は睾丸と副副腎皮質から分泌されています。
女性の体内にも、男性ホルモンのアンドロゲンはもともと存在するものなのです。
ニキビができやすくなるのは、このホルモンのバランスがくずれるからだと考えられています。
ニキビで悩む女性の血液を調べてみると、血液中の男性ホルモン割合が高く、この男性ホルモンの及ぼす皮脂分泌の増加に影響していることもわかってきました。
また、20代を過ぎた頃の女性が悩むニキビが、あごや顔のラインなど男性のヒゲが生えるのと同じ箇所にできるのは、男性ホルモンの感覚器官の密度が濃いからではないかという研究報告もあります。
また、女性ホルモンのひとつである黄体ホルモンが増える時期は、皮脂の分泌量も多くなるため、この頃にニキビで悩む女性がふえています。