ニキビの原因
ニキビ薬は自分の体質に合うものかどうかが肝心です。ニキビ薬の選び方の目安には、目的とする効果があります。
最終的に目指すところはいずれも完治することだとしても、次のようにそれぞれニキビの原因は異なるため、どのような原因があるか検討してみるとよいでしょう。
アクネ菌
ニキビが出来るメカニズムは、皮脂と古い角質が混ざり合って毛穴が詰まり、そこでアクネ菌などの影響で炎症が起こるというものです。
ニキビの主な原因は過剰に分泌される皮脂ですが、大人のニキビは新陳代謝(ターンオーバー)がうまくできずに、残ってしまった古い角質や、油分の多い化粧品などが毛穴にたまり、炎症を起こすことが多いでしょう。
ストレスや生理などのホルモン分泌バランスの乱れも、ニキビに大きく影響します。
ストレスの多いとき、また女性の場合は、排卵期から次の生理が始まるまでの間は、皮脂の分泌が過剰になりやすい時期です。卵巣や子宮など婦人科のトラブルを抱えていると、ニキビができやすいとも言われています。
ニキビにはこのような色々な要因が重なったりしてできてしまいます。
このようなニキビは治りにくいだけではなく、ニキビ跡が残って肌の表面がデコボコになったり、 シミの原因になってしまうこともあるので、きちんとした対策が必要です。
ホルモンの影響
ホルモンバランスによって、皮脂の分泌量が大きく変わります。 特に思春期のころや妊娠期間など、皮脂量が増える傾向にあり、毛穴が詰まってニキビができやすいです。
時期が過ぎれば皮脂の量が落ち着き、自然と吹き出物が解消される場合が多いので、規則正しい生活リズム、睡眠時間、正しい食事・栄養を摂る、常に清潔を心がけるようにして乗り切りましょう。
ストレス
イライラ感や怒りといった感情が生じると、肌にも悪い影響を及ぼしてしまいます。
脳の視床下部は、自律神経のコントロールをおこなっている場所で、ここに免疫力を増強させる部位があることが知られています。
ねずみを使った研究では、視床下部には「快感」「やる気」「リラクゼーション」をコントロールする報酬領域と、「嫌悪」をコントロールする罰領域の中枢があり、この報酬領域が刺激されると免疫力が高まるという研究報告があります。
例えば、ストレスがたまりにたまると高額な買い物に走る女性は、がんばっている自分にごほうびを与えるわけです。 これも報酬領域を刺激し、自分が元気で美しく生きるための自己防衛本能の表れかもしれません。
あなたが思いつくちょっとした小さな事でもいいから、頑張っている自分、疲れている自分にごほうびをあげることで免疫力が高まり、肌を健康な状態にリセットすることができるうえ、前向きな気分になれニキビを治す事にも繋がります。
すすぎ残し
泡のすすぎ残しには、十分注意しましょう。
石鹸成分が残ったままの状態がニキビの元となって、プツリ!と発生する場合があることにも気をつけなければなりません。しっかりと泡立てず、また良くすすぎを行わない為に出来るものです。
石鹸を良く泡立ててから、顔を丁寧に優しく洗い、その後ぬるま湯を使って泡を十分に流しましょう。
その際、石鹸のついていないタオル等を使って優しく撫でるように軽くこすりながら洗い流すと、より効果的です。
また、顔を洗うために使う石鹸はピーリング成分が配合されたものを選んでみましょう。
肌が弱い方は、低刺激性の無添加石鹸を使うことをおすすめします。